本覺山妙壽寺について

本覺山妙壽寺について

ご挨拶

当山は創建以来、その役割として「供養と祈祷」を行い、春夏の彼岸会、夏の盂蘭盆会には、壇信徒の大切な方々へのご供養、ご先祖のご供養を続けて参りました。そして、正月の年頭会、節分会、また、宗祖御会式では、皆様方の安心と繁栄を祈願しております。ご縁をいただいて皆様のご来山を心よりお待ちしております。

本學山妙壽寺第二十六世住職 三吉廣明

本覺山 妙壽寺ご案内

本覚山妙壽寺は、今から370年余前の寛永8年(1631年)、妙感寺として江戸谷中清水町二開創されました。その後、寛永2年(1662年)に新入院日崇上人が猿江村鎮守稲荷別当として寺地を映し、寺号も妙感寺から妙清寺そして妙壽寺と改めます。

明治44年(1911年)、三吉日照上人が第二十一世を継承し、現在の妙壽寺の礎となる数々の事績を残しました。関東大震災(大正12年・1973)によって、妙壽寺は焼失してしまいますが、幸い、宗祖の御尊像等は火災に遭いながらも、お守りし被災をまぬがれました。大震災後に日照上人により寺地及び墓石等を現在の烏山に移します。

客殿は、麻布狸穴にあった佐賀藩蓮池鍋島子爵邸を移築したもので、平成20年世田谷区から有形文化財指定を受けています。本堂は昭和59年(1984)に落慶し、間口九間奥行中に間に機能的なお堂として、多くのお檀家にご参拝いただいております。

法華宗(本門流)

仏教の宗派の一つである法華宗(本門流)が、法華経に基づいて信心を進め、世の中にある幸福な世界を築くことを目的とし、はるか遠い昔からの釈尊のご信仰を受け継いだ、宗祖日蓮大聖人の教えをそのまま今に伝える唯一の宗派です。

日蓮大聖人が唱えられた、皆様ご存じのお題目「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」を聞き、信じ、口唱し、多くの人々の心に仏となるための仏種を植えていくことを信仰の根本としています。

 法華宗(本門流)には、創立年代はそれぞれに異なりますが、織田信長の名とともに全国に知られている「本能寺/ほんのうじ(京都府京都市)をはじめ、「鷲山寺/じゅせんじ(千葉県茂原市)「光長寺/こうちょうじ」(静岡県沼津市)の四つの大本山があります。